2013年06月25日

譜面

おはようございます。

右手首の痛みがギターの弾き過ぎか鍋の振り過ぎか
よくわからない主婦兼ミュージシャンの
ピエールです。

さてさて、月末に放送されるテレビ東京プレミア音楽祭の
アレンジとギターの準備でてんてこまいだったのですが、
ひーこらいいながら譜面ばっか作っています。
なにせバンドメンバーが30人ぐらいいる大編成バンドでして。。。

そしてリハをやったりしているうちにふと気づいた事が。

譜面って、手紙なんじゃなかろうかと。

それも三国志とか戦国時代とかの軍師が書く手紙みたいな。
今回の戦略はこうですよ、こう攻めますよ、あなたの役割はこれですよ、みたいな。

そしてそれを読んで各武将(プレイヤー)達は行動(演奏)してゆく。
でも武将達ももちろん百戦錬磨。
その場その場の臨機応変な対応は武将の力量にかかってくる。
役割を指示しすぎてもその武将の最大能力を発揮してもらえない。

今回、ドラムの山木さんの譜面には基本パターンとブレイクの場所と
クレッシェンドとFillってしか書かなかったんやけど、2回目の演奏ですでに
CDにしたいくらいバッチリな演奏になってたw
やはりレジェンドクラスになると戦術理解度が半端ない。。。
今回の戦術は山木さんです、と言ってしまえる。。。

この手紙をみてどう考えるか、どう演奏に立ち向かうか、どう裏切るか
すべて踏まえた上で手紙を書かなければいけない。
ppって書くか、優しくって書くか、その差で委ね具合が違うし
コードだけ書くか動きを指定するか、
動きを指定してしまうと演奏が硬直してしまわないか、
頭を使う事ばかりです。

そして今まで色んなアレンジャーの方の譜面をこっそり盗み見してきたんやけど
ほんと色々個性がある「手紙」でもの凄く興味深い。
もはやこれをしたいがために頑張ってギタリスト業も続けているといっても過言ではない。

今回もアレンジ監修の佐藤準さんの譜面はすごい。まさしくレジェンド。
アレンジはもちろん完璧。完璧というか綿密に練り上げられていて
マイナーとマイナー7を間違えても完成された構造物を壊してしまいそうな感じ。
圧倒的な構築力。
そのうえ譜面もミュージシャンの演奏しやすいように配慮されてる。
なんかこう、やさしさが現れてるんよな。音符に。
そして昨日、ピエールのスコアは見にくいって怒られたw
すみません、性格がガサツなんです。。。

もう一人のアレンジャーの山川恵津子さんの譜面もすごい。
日本語の注意書きがいっぱい。
あせらないで持ち替えて、とか、すげーいっぱい「feel~」って書いてたりとかw
そして弦の積み方とか異常なまでに綺麗。芸術的。女性的なのかな。
そして演奏を聴きながら踊ってるw
まさしく魔術的なアレンジ。

あと今回の仕事ではないけど今まで見て来た譜面感。
一番天才だな、と思ったのは光田健一さん。
2ndバイオリンの半端ない動きにビビったけど、全部合わさると
ものすごい美しさで景色が動き出す。
そしてたぶんそれをピアノ一つで弾けてしまう。
多分あの人、手が4本あると思いますw
リハのその場でピアノの上で五線譜をサラサラ書いて行くヒラメキ具合に
感動した記憶があります。
でもほとんどテンションとオンコードでギタリストは指がつるw

あとTATOOさんの譜面もすごくいい。
4小節譜面の多い中、横8小節。すごく理にかなってる。
コード運びが独特。8小節に一回はオオッとなる。
このコードの中であとは各自、自由に楽しんでねハートって感じがする。
そして優しく的確な指示をこそっと口頭で伝えて行く。
あと飲みに行く店が全部おいしいという特殊スキルも持ってる。
これがバンマスの一番大事な仕事、といいきる所が最高。

そして我が師、本間昭光。
まあ勝手に師事していますがw
いまバンド時代以来10年ぶりにお仕事をご一緒させてもらってて
また改めてそのすごさを体感中です。
本間さんの譜面も8小節譜面。
そしてなにがすごいってそのメロディメイカー観がすごい。
メロディをどうするか、ここの一音をどうするか、ほんと丸裸にされますw
そしてそこに対するアレンジ。メロディをどう響かせるか、どう裏切るか
もの凄く考えられている。すべてに意味がある。
でもアレンジしちゃうともうメロディは触れなくなる。
作業的なものではなく、メロディが良く聞こえだしてしまうから。
感覚ではなく論理。意味付け。そこに最後にプラスするセンス。
まあ本間さんの場合アレンジしてもらってる曲が俺の曲やから特にこう思ってしまう。
そして、本間さんの場合、何がすごいって政治力がすごいw
周り全員、うんそうすりゃ上手く行くわ!って思ってしまうんよな。。。

ああ、みんなすごい人ばっかりやなぁ。
こう書き出す事で自分の立ち位置、目指す場所を再確認です。

今回のプレミア音楽祭で山崎まさよしさんのセロリをアレンジしたんやけど
ブラスとストリングスを足して、バンドのグルーブが熱を持って上昇してゆく雰囲気を
うまく出せた気がする。
ブラスのアレンジがちょっとやりすぎでドッキドキやってんけど、
本田雅人さんがうまいこと整理してくれたw
なんとまあ贅沢な。。。
当日の朝のご本人とのリハが楽しみです。
やっぱアコギ一本で行こかな、とか言いはらへんよな。。
それはそれですごーく聞きたいけどw


今気づいたけど、例に挙げたアレンジャー全員キーボーディストやん。。。笑
ピアノ練習しよ。。。


ではでは。


posted by ピエール at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき